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アラフォー以降を素敵に生きよう! 「死ぬまでオンナを捨てないアメリカ女子」に学ぶ、楽しい年の重ね方

アメリカで「日本人女子」というだけで、得する職業

 友達が昨年、独立して美容室を開業しました。日本人にとっては、日本人の美容師さんは有難い存在。アジア人の髪質を知り尽くしている人が髪を切ってくれるほうが、そりゃ、安心です。

 シアトル市内だと、日本人も沢山住んでいるので、すぐにクチコミでお客さんがつくと思うのですが、彼女が開業したのは日本人どころかアジア人すらほとんど住んでいない中西部の超ド田舎町。しかし、思わぬことが手伝って彼女のサロンは、オープン後一週間で予約が取れない店に大変身?

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痒いところに手が届く?

 

日本人が美容院開店と言うこと自体が、エキゾチックに聞こえる?

 友人が住んでいるのは、モンタナ州のド田舎(おっと、失礼!)です。モンタナに馴染みがある日本人は少ないと思いますが、昔ブラット・ピットが最も美しかった頃、主演した映画『リバー・ランズ・スルー・イット』の舞台になった場所、と言ったらちょっとイメージ沸くかもしれません(あ、沸かない?)

 

 彼女の村は人口3000人にも満たない小ささ。アジア人は1%もいないそうで、「黒い長い髪をした細いアジア人」というだけで、目立ってしまうらしいです。シアトルにはアジア人は大勢いるので、私にはそんな状況あまりピンとこないのですが、どうにも佇まいだけで彼女は「神秘的」に見えるらしく、「美容院オープンには日本のお茶とお菓子を振舞うパーティーをします」と言ったら、なんか村人決起集会のような大騒動になってしまったそうです。

 

蒸しタオルのサービスに「Oh, my goodness!!!」

 彼女は「ちょっとお小遣い稼ぎになればいいな」、「家の近くの方が職場はいいな」くらいの感覚で自分の店を持ったようですが、アメリカ人がオーナーの店では、色々不満に思うこともあったようです。例えば、彼女が勤めていた前の店では、日本では当然のようにある「シャンプー台の首の当たるところに、蒸しタオルを置く」というようなサービスはもちろん、ブロー前にマッサージするサービスなどは皆無だったそうです。

 

 「独立したら、絶対日本式にしてやるー!」

 

 そう思っていたらしいですが、これが案の定大当たり!特に蒸しタオルのサービスには、驚愕する人が続出で、それがあっという間にクチコミとなって広まったそうです。おかげさまで彼女の店は8ケ月先まで予約でいっぱい。「ブログで紹介していい?」と聞いたら、「モンタナはタダでさえ日本人が少ないので、宣伝をうっかりしたら遠方からもお客さんが増えることは間違いないので、遠慮しとく!」と、断られてしまいました。

 

日本のサービスはやはりスバラ

 これは、日本では当たり前のことでも、アメリカでは超驚愕されるということの良い事例だと思います。日本は世界一の「おもてなし」という武器があると思うのですが、外国人に受け入れられるおもてなしって、実はとても日本の文化の中では「当たり前」になっちゃっていることの中に、埋もれているのでは?とも思います。そう考えると、もしかしたら「日本女子」というだけで、得する職業はもっとあるのかも!!

 みなさんは、どう思います?